この記事の結論
大貫晋一投手は、2026年9月30日に横浜DeNAベイスターズから2027年シーズンの支配下選手契約を結ばないと発表されました。ただし報道では、球団は大貫投手に育成契約を打診しています。2026年は1軍登板がなく、2025年オフの右肩手術からの復帰途中でした。つまり今回の戦力外は、実績を全否定されたというより、支配下枠とコンディションを踏まえた再編の意味合いが強いと考えられます。
2度の2桁勝利を挙げ、長く先発ローテを支えてきた大貫晋一投手に戦力外通告――。第二弾の発表の中でも、DeNAファンにとって特に衝撃の大きかった名前ではないでしょうか。
大貫投手は2020年に10勝、2022年に11勝。通算では119試合に登板し46勝43敗、防御率3.28という成績を残してきました。そんな実績ある右腕が、なぜ支配下契約を外れることになったのか。この記事では、プロフィール、年度別成績、右肩手術後の状態、そして今後を順に整理します。
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大貫晋一が戦力外|通算46勝の右腕に育成契約打診
球団公式は2026年9月30日、大貫晋一投手について「2027年シーズンの支配下選手契約を結ばない」と発表しました。第二弾の5人の中に入っていたことからも、ニュースとしての衝撃は大きかったです。
一方で、日刊スポーツなど複数報道では、球団は大貫投手を含む5人全員に育成契約を打診しています。つまり現時点でのポイントは、DeNAを完全に離れることが決まったわけではないということです。
・球団公式は「支配下契約を結ばない」と発表
・報道では大貫投手に育成契約を打診
・2026年は1軍登板なし
・2025年10月に右肩鏡視下クリーニング手術
・2026年6月にファームで実戦復帰
大貫晋一のプロフィール|社会人から2018年ドラフト3位でDeNAへ
大貫投手は静岡県の桐陽高から日本体育大、新日鉄住金鹿島を経て2018年ドラフト3位でDeNA入りしました。社会人出身らしい完成度の高さで、入団1年目から1軍で15試合に登板。2020年には早くも10勝を挙げ、先発ローテを支える柱の一人になっています。
大貫晋一の年度別成績|入団から2026年まで
まずは1軍の年度別成績を整理します。PCでは詳細表、スマホでは見やすさを優先して「年度・登板・勝敗・防御率」の4列に絞っています。
| 年度 | 登板 | 勝敗 | 投球回 | 防御率 | 主な出来事 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019 | 15 | 6勝5敗 | 66回2/3 | 5.00 | 1年目で1軍デビュー |
| 2020 | 19 | 10勝6敗 | 113回2/3 | 2.53 | 初の2桁勝利 |
| 2021 | 22 | 6勝7敗 | 112回 | 4.34 | ローテ定着 |
| 2022 | 24 | 11勝8敗 | 136回2/3 | 2.77 | 自己最多11勝 |
| 2023 | 13 | 5勝4敗 | 76回1/3 | 2.95 | 故障離脱がありながら好投 |
| 2024 | 15 | 6勝7敗 | 88回1/3 | 2.85 | 防御率2点台を維持 |
| 2025 | 11 | 2勝6敗 | 67回 | 3.09 | シーズン後に右肩手術 |
| 2026 | 0 | - | - | - | 1軍登板なし |
| 通算 | 119 | 46勝43敗 | 660回2/3 | 3.28 | 2度の2桁勝利 |
| 年度 | 登板 | 勝敗 | 防御率 |
|---|---|---|---|
| 2019 | 15 | 6-5 | 5.00 |
| 2020 | 19 | 10-6 | 2.53 |
| 2021 | 22 | 6-7 | 4.34 |
| 2022 | 24 | 11-8 | 2.77 |
| 2023 | 13 | 5-4 | 2.95 |
| 2024 | 15 | 6-7 | 2.85 |
| 2025 | 11 | 2-6 | 3.09 |
| 2026 | 0 | - | - |
119試合、46勝43敗、防御率3.28。
DeNAの先発投手として、長くローテを支えてきた実績があります。
2020年は10勝、2022年は11勝|DeNA先発陣を支えた実績
大貫投手が「実績ある右腕」と言われる理由は、単に長く在籍しているからではありません。数字としてはっきり結果を残してきたからです。
2020年に初の2桁勝利
2020年は19試合で10勝6敗、防御率2.53。規定投球回には届かなかったものの、勝ち星と防御率の両面でチームを支えました。入団2年目で2桁勝利に到達したことで、ローテ投手としての地位を一気に固めています。
2022年は自己最多11勝
2022年は24試合で11勝8敗、防御率2.77。投球回も136回2/3まで伸び、数字の面ではキャリアのピークと言っていいシーズンになりました。短期決戦でも重要な役割を担い、DeNAの上位進出に大きく貢献しています。
- 球威一辺倒ではなく、コントロールと配球で打者を崩せる
- 試合を大きく壊しにくい安定感がある
- ローテ5~6番手ではなく、シーズンによっては柱級の働きができる
2024年も防御率2.85|成績は急落していたわけではない
今回の戦力外で「最近はもう通用していなかったのか」と感じた人もいるかもしれません。しかし、数字を見直すと必ずしもそうではありません。
2024年の大貫投手は15試合で6勝7敗、防御率2.85。勝敗だけを見ると派手ではありませんが、防御率はしっかり2点台です。2023年も防御率2.95でしたから、2023~2024年の2年間だけ切り取れば、むしろ安定していたとさえ言えます。
つまり今回の支配下契約非更新は、「数年にわたって結果が出なかったから」という単純な話ではありません。より大きな転機は、やはり2025年オフの右肩手術と、その後の2026年シーズンにあります。
2025年オフに右肩手術|2026年は復帰シーズンだった
球団は2025年10月23日、大貫投手が右肩鏡視下クリーニング手術(後方関節包切離術)を受けたと発表しました。2025年は11試合で2勝6敗、防御率3.09。シーズン途中から上半身のコンディション不良もあり、オフに手術へ踏み切っています。
大貫投手にとって2026年は、その手術からの復帰を目指すシーズンでした。言い換えれば、1年を通して本来の状態に戻すことが最大テーマだった年です。
2026年の大貫投手は「成績不振でそのまま外れた」のではなく、右肩手術からの復帰途中で1軍まで届かなかったシーズンでした。評価の前提として、まずこの事情を押さえておく必要があります。
2026年は1軍登板なし|ファームでは6月に実戦復帰
日刊スポーツによると、大貫投手は2026年6月6日のファーム・ハヤテ戦で実戦復帰しました。ファームでは10試合に登板し、3勝2敗、防御率5.97。1軍での登板はありませんでした。
| 2026年区分 | 登板 | 勝敗 | 投球回 | 奪三振 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1軍 | 0 | - | - | - | - |
| ファーム | 10 | 3勝2敗 | 31回2/3 | 25 | 5.97 |
| 区分 | 登板 | 勝敗 | 防御率 |
|---|---|---|---|
| 1軍 | 0 | - | - |
| 2軍 | 10 | 3-2 | 5.97 |
本人は通告後、「今年は何もしていないので、仕方ないのかな」という趣旨で心境を語っています。一方で、「後半にかけて徐々にいい感覚が増えてきた」「来年はしっかりトレーニングを積んだ状態でシーズンインできれば、いいものを発揮できると思う」と前向きな言葉も残しました。
・1軍登板なしという結果は厳しい
・ただし右肩手術後の復帰シーズンだった
・後半には本人の感覚が上向いていた
大貫晋一はなぜ戦力外?考えられる理由を整理
球団は個別の細かな理由を公表していません。したがって、ここでは確認できる事実とそこから考えられる要因を分けて整理します。
理由1|2026年に1軍登板がなかった
まず一番大きいのはここです。実績があっても、2026年の1軍で1球も投げていない以上、来季の支配下枠を考える編成上は厳しい判断になりやすいです。特にオフはドラフトや補強もあり、支配下70人の枠をどう使うかが常に問題になります。
理由2|右肩手術からの復帰途中だった
手術明けであることは、大貫投手にとって不利な材料でもあり、同時に「完全に見切ったわけではない」理由にもなります。球団側から見れば、支配下のまま置くより、一度育成契約へ切り替えたうえで回復具合を見るという選択肢が取りやすくなります。
理由3|32歳という年齢と先発陣再編
2026年9月時点で大貫投手は32歳です。まだ引退を考える年齢ではありませんが、若手育成やドラフト補強を並行して進める球団にとっては、「回復後に再び支配下へ戻せるか」を見ながら枠をやりくりしたい場面でもあります。
理由4|能力否定ではなく“枠”の判断の可能性
通算46勝、2度の2桁勝利という実績を見ると、「投手として完全に見限られた」とまでは考えにくいです。むしろ今回の措置は、能力否定というより、2026年の稼働実績と支配下枠のバランスを取った判断と見るのが自然です。
- 最大の事実は「2026年に1軍登板がなかった」こと
- その背景には右肩手術からの復帰途中という事情がある
- 支配下70人枠の再編が重なり、育成契約打診に至った可能性が高い
- 実績を考えると、復活の可能性まで否定された形ではない
育成契約を受ける?大貫晋一の今後
今後の最大の焦点は、大貫投手が育成契約を受けてDeNAに残るのか、それとも別の道を探るのかです。
DeNAに残って支配下復帰を目指す道
いちばん現実的なのは、育成契約で残り、キャンプから状態を上げて再び支配下登録を目指すパターンです。本人が語ったように、来年は万全のトレーニングを積んだ状態でシーズンへ入れるなら、復活の可能性は十分あります。
他球団が興味を示す可能性
一方で、通算46勝の実績は簡単に消えません。先発経験があり、試合をまとめる力のある右腕は、編成次第で他球団が注目しても不思議ではありません。ただし、実際の評価は肩の回復度合いに大きく左右されます。
ファンが見たいのは“もう一度ローテに戻る姿”
大貫投手の魅力は、爆発的な球速よりもゲームメーク能力にあります。DeNAファンとしては、育成であってもまずは残留し、もう一度1軍の先発マウンドへ戻る姿を見たいと感じる人が多いはずです。
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橋本達弥、益子京右、東妻純平、濱将乃介の状況もまとめて確認できます。
まとめ|大貫晋一の戦力外は“終わり”ではなく再起の分岐点
大貫晋一投手は2026年9月30日、DeNAから来季の支配下契約を結ばないと発表されました。報道では育成契約を打診されており、完全な退団が決まったわけではありません。
通算46勝、2020年10勝、2022年11勝、防御率3点台前半という実績を残してきた右腕です。2024年も防御率2.85で、投手としての価値が一気に失われていたわけではありません。
今回の判断の背景には、2025年オフの右肩手術、2026年の1軍登板なし、支配下枠の再編があると考えられます。だからこそ、この戦力外は“終わり”よりも、むしろ再起の分岐点として見るべきニュースです。
・大貫晋一は通算46勝の実績ある右腕
・2025年10月に右肩鏡視下クリーニング手術
・2026年は1軍登板なし、ファーム10試合で防御率5.97
・球団は来季の支配下契約を結ばず、報道では育成契約を打診
・今後は残留して再起を目指すか、別の道を選ぶかが注目点
・横浜DeNAベイスターズ「2027年シーズン 選手契約について」(2026年9月30日)
・横浜DeNAベイスターズ「大貫晋一選手の手術について」(2025年10月23日)
・NPB.jp 大貫晋一 個人年度別成績
・日刊スポーツ「DeNA5選手と来季の支配下契約結ばず 大貫晋一『仕方ないのかな』」
※育成契約打診と本人コメントは報道ベース。球団公式は「支配下選手契約を結ばない」と発表しています。

