この記事の結論
松本隆之介投手は2026年9月29日、DeNAから来季契約を結ばないと通知されました。横浜高校から2020年ドラフト3位で入団し、188cmの大型左腕として大きな期待を受けた投手です。しかしプロ6年間は、左肩手術→育成→支配下復帰→1軍初先発→右前十字靱帯断裂→再び育成と、故障との戦いが続きました。1軍登板は2024年の1試合のみ。2026年は338日ぶりに実戦復帰したものの、公式ファーム戦は1試合4回無失点にとどまりました。能力不足だけでは語れない、故障に翻弄された6年間だったと言えます。
松本隆之介は、ベイスターズファンにとって「いつか一軍で投げる姿をもっと見たい」と思わせ続けた投手の一人でした。
地元・横浜高校出身。最速152キロの大型左腕。ドラフト3位。同期には度会隆輝。高校時代から注目を集め、DeNA入団後も将来の先発候補として期待されました。
しかし、その期待が一軍で大きく花開く前に、何度も故障が立ちはだかりました。
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- 松本隆之介が戦力外|育成2年目、2026年はファーム1試合
- 松本隆之介のプロフィール|横浜高校から2020年ドラフト3位
- 横浜高校時代|最速152キロ、度会隆輝と同期
- 「憧れの球団」DeNAへ|今永昇太に憧れた左腕
- プロ2年目に左肩手術|最初の大きな壁
- 育成契約から再び支配下へ|復活への道
- 2024年10月5日、待望のプロ初登板・初先発
- 2025年、右前十字靱帯断裂|再び長期離脱へ
- 2025年オフに再び育成契約|背番号140へ
- 338日ぶりに実戦復帰|「まったく痛くなかった」
- 2026年ファーム公式戦は1試合4回無失点
- それでも松本隆之介はなぜ戦力外になったのか
- 横浜高校出身だからこそ惜しまれる理由
- 今後は現役続行?他球団・独立リーグの可能性
- ファンの反応|「故障が惜しい」「一軍でもう一度見たかった」
- まとめ|才能よりも故障との戦いだった6年間
松本隆之介が戦力外|育成2年目、2026年はファーム1試合
DeNAは2026年9月29日、育成選手の松本隆之介投手について、2027年シーズンの契約を結ばないと発表しました。
松本投手は2026年、右前十字靱帯再建術から復帰。春季教育リーグで338日ぶりの対外試合登板を果たしましたが、公式のファーム戦では1試合、4回を投げたのみでした。
1試合/4回/被安打1/2四球/1死球/2奪三振/失点0/防御率0.00
数字だけ見れば無失点。ただし、育成2年目のシーズンで公式戦登板が1試合という事実は、支配下復帰を目指す立場としては厳しい状況でした。
松本隆之介のプロフィール|横浜高校から2020年ドラフト3位
NPB公式では、188cm・94kgの大型左腕。横浜高校から2020年ドラフト3位でDeNA入りしました。
高校生左腕として上位評価を受けた背景には、身長だけでなく球速と将来性がありました。
横浜高校時代|最速152キロ、度会隆輝と同期
松本投手は横浜高校で1年時から登板。2年春にはセンバツも経験し、3年時には最速152キロを計測した大型左腕として複数球団から注目されました。
2020年当時、横浜高校には度会隆輝も在籍。のちに度会もDeNA入りし、高校時代の同期が同じ球団にそろうことになります。
横浜高校出身、横浜市育ち、最速152キロの左腕。しかもドラフト3位。地元密着のベイスターズにとって、物語性も将来性も大きい選手でした。
「憧れの球団」DeNAへ|今永昇太に憧れた左腕
ドラフト指名当時、松本投手はDeNAを「憧れの球団」と話し、同じ左腕の今永昇太投手への憧れも口にしていました。
横浜スタジアムへ通い、今永のユニホームを着て応援していた少年が、その球団からドラフト3位で指名された。ファンにとっても期待せずにはいられない入団でした。
プロ2年目に左肩手術|最初の大きな壁
順調な成長を期待された松本投手でしたが、プロ2年目の2022年3月に左肩のクリーニング手術を受けました。
球団公式コメントで本人は、手術を受けるか悩んだ末に「不安要素をなくすため」決断したと説明。手術前より成長した姿を見せたいと復帰を誓っています。
とくに松本投手は、球速と腕の振りが魅力の左腕。投球腕である左肩の手術は、成長過程にある若手にとって非常に大きなハードルでした。
育成契約から再び支配下へ|復活への道
左肩手術後、一度は育成契約となりました。それでもリハビリとファーム登板を重ね、支配下選手へ復帰。
2024年シーズンは背番号40で支配下選手として登録され、ついに一軍デビューが現実のものとなります。
2024年10月5日、待望のプロ初登板・初先発
プロ4年目の2024年10月5日、中日戦(バンテリンドーム)。松本投手はついに一軍のマウンドへ上がりました。
プロ初登板が初先発。5回79球を投げ、6安打、4奪三振、3四死球、2失点。勝敗はつきませんでしたが、試合を壊さず5回まで投げ切っています。
| 年度 | 登板 | 投球回 | 奪三振 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|
| 2024 | 1 | 5回 | 4 | 3.60 |
| 通算 | 1 | 5回 | 4 | 3.60 |
NPBでの一軍通算成績は、この1試合のみです。
初登板で大崩れせず、5回2失点。2025年こそ支配下で勝負する年になる――。そう期待したファンは多かったはずです。
2025年、右前十字靱帯断裂|再び長期離脱へ
しかし2025年、松本投手を再び大きな故障が襲います。
4月24日、球団は松本投手が右前十字靱帯再建術を受けたと発表しました。
本人は「今年何としても活躍するとかけていた中で前十字靱帯を切ってしまい、やり切れない気持ち」とコメント。それでも、「進化した姿でまたマウンドに立てるよう頑張りたい」と復帰を誓いました。
2024年秋に初先発。翌2025年は一軍定着へ向けた勝負の年になるはずでした。その矢先の前十字靱帯断裂。松本投手の6年間を象徴するような、あまりにも痛い離脱でした。
2025年オフに再び育成契約|背番号140へ
右膝の長期リハビリが必要となったこともあり、2025年オフに松本投手は再び育成契約へ。2026年の背番号は140となりました。
DeNA公式は2025年11月13日、松本隆之介ら6選手と育成契約を結ぶと発表しています。
再び支配下を目指す、2度目の育成生活が始まりました。
338日ぶりに実戦復帰|「まったく痛くなかった」
2026年3月6日、春季教育リーグの日本ハム戦。松本投手は338日ぶりに対外試合のマウンドへ戻ってきました。
マイナビニュースのインタビューで本人は、試合前には力みがあったものの、マウンドでは落ち着けたと振り返り、「まったく痛くなかった」という趣旨を話しています。
大けがを経験した投手にとって、「痛みなく投げられた」という言葉自体が大きな前進でした。
2025年の右膝負傷から、約11カ月。本人が「ああ、もうプロ野球は終わりかな」と思うほどの大けがから、もう一度マウンドへ戻ってきました。
2026年ファーム公式戦は1試合4回無失点
2026年の公式ファーム戦では、松本投手の登板は1試合のみでした。
| 登板 | 投球回 | 被安打 | 四球 | 死球 | 奪三振 | 失点 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4回 | 1 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0.00 |
| 登板 | 回 | 奪三振 | 防御率 |
|---|---|---|---|
| 1 | 4 | 2 | 0.00 |
防御率0.00という数字だけなら悪くありません。しかし、育成選手として支配下復帰を争う中で、公式戦登板が1試合というのは材料が少なすぎました。
それでも松本隆之介はなぜ戦力外になったのか
球団は松本投手の契約非更新について、個別の理由を公表していません。
そのため、ここでは確認できる事実と考察を分けます。
事実1|6年間で一軍登板は1試合
2024年に一軍初先発を果たしましたが、結果としてNPB公式戦の登板は1試合のみです。
事実2|左肩、右膝と長期離脱が続いた
2022年に左肩手術。2025年には右前十字靱帯再建術。どちらも長期リハビリを必要とする大きな故障でした。
事実3|2026年も公式戦登板は1試合
338日ぶりに実戦復帰したこと自体は大きな前進でしたが、シーズンを通じて登板数を積み上げるところまでは届きませんでした。
考察|能力より「稼働できるか」が評価材料になった可能性
松本投手は188cmの大型左腕で、入団時から素材への評価は高い選手でした。それでもプロ野球では、球速や将来性だけでなく、シーズンを通して登板できることが必要です。
何度も故障が重なったことで、「来季どこまで継続して投げられるか」を球団が厳しく判断した可能性はあります。
プロ入り後に思うように結果を残せなかったのは事実です。ただ、その背景には左肩手術、右前十字靱帯断裂という大きな故障がありました。松本隆之介の6年間は、能力評価以上に「故障との戦い」という側面が大きいキャリアでした。
横浜高校出身だからこそ惜しまれる理由
松本投手がファンに惜しまれる理由は、単にドラフト3位だからではありません。
- 横浜高校出身
- 横浜市育ち
- 最速152キロの大型左腕
- 今永昇太に憧れてDeNAへ
- 一度育成から支配下へ戻った経験
- 2024年の初先発で5回2失点
- 大けがから338日ぶりに復帰
「一度フルシーズン投げるところを見たかった」と感じるファンが多いのは、何度も立ち上がろうとする姿を見てきたからでしょう。
今後は現役続行?他球団・独立リーグの可能性
2026年10月3日時点で、松本投手の今後について確定した進路は公表されていません。
まだ24歳。左投げで188cmというサイズもあり、現役続行を目指す場合には、他球団の育成契約、独立リーグ、社会人野球など複数の選択肢があります。
最大のポイントは、右膝がどこまで完全に戻っているか。そして継続的に登板できる状態を示せるかです。
ファンの反応|「故障が惜しい」「一軍でもう一度見たかった」
松本投手の戦力外について、ファンが惜しむ理由は明確です。
- 横浜高校出身で思い入れがある
- 初先発の5回2失点でもっと見たかった
- 左肩、右膝と故障が続いたのが本当に惜しい
- まだ24歳なので再挑戦してほしい
- 万全な状態でどこまで投げられるのか見たかった
結果だけを見れば一軍1試合ですが、その1試合にたどり着くまでの過程を知るファンほど、簡単には割り切れない戦力外です。
まとめ|才能よりも故障との戦いだった6年間
松本隆之介は横浜高校から2020年ドラフト3位でDeNA入り。188cmの大型左腕、最速152キロという素材を高く評価されました。
しかしプロ2年目に左肩手術。その後は育成から支配下へ戻り、2024年にようやく一軍初先発を果たしたものの、翌2025年には右前十字靱帯断裂。
2026年は338日ぶりの実戦復帰を果たしましたが、公式ファーム戦は1試合4回無失点にとどまり、シーズン終了後に戦力外となりました。
・横浜高校出身、2020年ドラフト3位
・188cmの大型左腕、最速152キロで期待
・2022年に左肩クリーニング手術
・育成を経て支配下へ復帰
・2024年に一軍初先発、5回2失点
・2025年に右前十字靱帯再建術
・2026年に338日ぶり復帰
・公式ファーム戦は1試合4回無失点
・6年間で一軍登板は1試合
DeNAで大きな結果を残すことはできませんでした。
それでも、何度故障しても復帰を目指した姿と、地元・横浜から始まった物語は、ファンの記憶に残ります。
24歳という年齢を考えれば、野球人生そのものが終わったわけではありません。次の場所で、今度こそ故障なく投げ続ける姿を見たい選手です。
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2026年9月29日に発表された10選手全員のプロフィール・成績・今後を一覧で確認できます。
・NPB.jp「松本隆之介 個人年度別成績」
・NPB.jp「2026年度 横浜DeNAベイスターズ ファーム個人投手成績」
・横浜DeNAベイスターズ「松本隆之介選手の手術について」(2022年3月24日)
・横浜DeNAベイスターズ「松本隆之介選手の手術について」(2025年4月24日)
・横浜DeNAベイスターズ「2024年10月5日 中日戦」
・横浜DeNAベイスターズ「2026年シーズン 選手契約について」(育成契約・背番号140)
・マイナビニュース/ベースボールチャンネル「338日ぶりの実戦復帰」
※球団は契約非更新の個別理由を公表していません。本文では確認できる事実と考察を分けています。

