この記事の結論
今永昇太投手は、2026年オフにフリーエージェント(FA)市場へ出る見通しです。ただし、これは「カブスが今永と契約しないと決めた」ことと同じではありません。再契約の可能性は残っています。一方で、制度上はDeNA復帰も可能です。ただし、今永投手はMLB3年間で77試合・32勝20敗・防御率3.38という実績を残しており、メジャー市場での需要も十分あるため、現時点では「DeNA復帰の可能性はあるが、簡単ではない」と整理するのが自然です。
カブスの今永昇太投手について、「FAになる」「契約しないらしい」「横浜に戻るかもしれない」といった情報が一気に広がっています。
ベイスターズファンとして一番気になるのは、今後どうなるのか、そしてDeNA復帰は現実的にあるのかという点でしょう。
この記事では、今永投手のFAの仕組み、カブス再契約の可能性、DeNA復帰の制度面、そして現実的な今後のシナリオまで整理します。
- 今永昇太がFAへ|まずは事実関係を整理
- 「カブスが契約しない」は決定ではない|再契約の可能性は残る
- 今永昇太の2026年成績|まだ十分に評価される数字
- 2024年・2025年・2026年の流れ|今永はメジャーで結果を残してきた
- なぜ今永は再びFAになるのか|QO受諾の仕組み
- 2026年オフはQOを再び使えない|今永の交渉はより自由になる
- DeNA復帰は制度上あり得る?|答えは「可能」
- 今永がDeNAに戻るメリット|ファン人気だけではない
- それでもDeNA復帰のハードルは高い
- 考えられる今後の3パターン
- DeNA復帰の可能性は何%くらい?現時点の見立て
- ベイスターズファン目線で一番大事なのは「可能性がゼロではない」こと
- まとめ|今永の今後はまずMLB、でもDeNA復帰も選択肢には入る
今永昇太がFAへ|まずは事実関係を整理
まず押さえたいのは、今回の話は「解雇」や「戦力外」ではないということです。
MLB.comによると、今永投手は2025年オフにクオリファイング・オファー(QO)を受諾して2026年の1年契約を結んでおり、その契約が満了することで今オフにFA市場へ出る見通しです。
・2025年オフにQOを受諾して2026年は1年契約
・2026年シーズン終了でその契約が満了
・契約満了によりFA市場へ出る見通し
・ただしカブスとの再契約可能性は残る
つまり、現時点での見方は「カブス退団決定」ではなく「再契約を含めたFA交渉スタート」です。
「カブスが契約しない」は決定ではない|再契約の可能性は残る
ニュースだけを見ると「今永はカブスと契約しない」と受け取りやすいですが、そこは少し丁寧に見た方がいいです。
2025年オフには、カブスは今永投手へQOを提示し、その後に本人が受諾して残留しました。つまり、球団が一度は残留を望み、本人もその条件でシカゴに残る判断をした経緯があります。
今回も2026年契約が満了するだけで、球団と再契約交渉を行う余地はあります。
「FAになる」=「カブスと別れる」ではありません。
あくまで、カブス残留・他球団移籍・日本球界復帰の3方向が並んだ状態です。
今永昇太の2026年成績|まだ十分に評価される数字
今永投手の2026年レギュラーシーズン成績は、MLB公式選手ページで23試合、8勝9敗、防御率3.60、132回2/3、125奪三振、WHIP1.09と記載されています。
33歳シーズンとして見ても、ローテーション左腕として一定以上の数字です。「もうメジャーでは需要がない」とまでは言いにくい成績と言えます。
| 年 | 試合 | 勝敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | WHIP |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026 | 23 | 8勝9敗 | 3.60 | 132回2/3 | 125 | 1.09 |
| MLB通算 | 77 | 32勝20敗 | 3.38 | 450回2/3 | 416 | 1.03 |
MLB通算でも防御率3点台前半、WHIP1.03というのは見栄えが良く、左投げ先発としては今後も評価対象になるはずです。
2024年・2025年・2026年の流れ|今永はメジャーで結果を残してきた
今永投手は2024年にカブスでメジャーデビューし、球団最多となる15勝3敗、防御率2.91を記録。オールスターにも選ばれ、非常に高い評価でスタートしました。
2025年は9勝8敗、防御率3.73、144回2/3、117奪三振、WHIP0.99。左ハムストリングの負傷で一時離脱しながらも、数字としては十分に戦力級です。
そして2026年も防御率3.60。絶対的エース級のインパクトとまではいかなくても、3年間を通して「メジャーで先発として通用した左腕」という評価は崩れていません。
なぜ今永は再びFAになるのか|QO受諾の仕組み
今永投手は2025年オフ、カブスから提示されたクオリファイング・オファー(QO)を受諾しました。QOは1年契約で、MLBの上位125選手平均年俸を基準にしたオファーです。
MLB公式の用語説明では、2026年のQO額は2202万5000ドルとされています。
今永投手はこの1年契約を全うしたため、2026年オフに再びFA市場へ出る流れになりました。
QOは「残留かFAか」をいったん整理する制度です。今永投手は2025年オフにQOを受け入れて1年残留しましたが、その1年が終わるため、今オフは再び契約先を選べる立場になります。
2026年オフはQOを再び使えない|今永の交渉はより自由になる
MLB公式のQOルールでは、選手がQOの対象になる条件の一つとして「これまでのキャリアで一度もQOを受けていないこと」が挙げられています。
つまり、すでに2025年オフにQOを受けた今永投手には、2026年オフに同じ制度をもう一度使うことはできません。
これはベイスターズファンにとっても大事なポイントです。QOに伴う補償や駆け引きが再度入るわけではなく、今オフの今永投手は前回よりもシンプルなFA交渉に入りやすい状態と言えます。
今永投手は前回のような「QOを受けるかどうか」という分岐ではなく、カブス再契約/他球団移籍/日本復帰をよりストレートに比較しやすい立場です。
DeNA復帰は制度上あり得る?|答えは「可能」
制度面から言えば、今永投手のDeNA復帰は可能です。
NPBの「ポスティングによる移籍に伴う自由契約選手公示一覧」では、今永投手は2024年1月30日付で横浜DeNAベイスターズから自由契約選手として公示され、移籍先はMLBのシカゴ・カブスと記載されています。
このため、DeNAが保有権を持ったまま「戻るなら自動的にDeNAだけ」という形ではありませんが、逆に言えば、DeNAを含めたNPB球団と契約すること自体は制度上問題なく可能です。
・2024年1月30日付でNPB側では自由契約選手として公示
・移籍先はMLBシカゴ・カブス
・今後もし日本球界へ戻る場合、契約自体は可能
・ただしDeNAの優先交渉権が残っている、という整理ではない
今永がDeNAに戻るメリット|ファン人気だけではない
今永投手がもしDeNAに復帰するとなれば、ファン感情だけでなく戦力面でも大きな意味があります。
- 左のエース候補として先発陣を一気に底上げできる
- メジャー3年間で結果を残した経験値がある
- ベイスターズ時代から大舞台経験が豊富
- 球団、ファン、横浜という土地とのつながりが強い
- 集客面・話題性のインパクトも非常に大きい
特に今のDeNAは、「戻ってくれば即ローテーションの柱」というイメージを持ちやすい球団です。ベイスターズファンが復帰に期待するのは自然なことです。
それでもDeNA復帰のハードルは高い
ただし、希望と現実は分けて考えた方がいいでしょう。
今永投手はMLB3年間通算で32勝20敗、防御率3.38です。しかも2026年も先発左腕として防御率3.60を残しています。この実績がある以上、メジャーでの残留や他球団移籍の需要は十分考えられます。
・メジャーでまだ戦力になる数字を残している
・左投げ先発は市場価値が高い
・年齢的にも「まだやれる」ゾーン
・NPB復帰なら大型契約が必要になる可能性が高い
ベイスターズファンとしては戻ってきてほしい気持ちが強くても、現実的にはまずMLB側の評価がどう出るかを見なければいけません。
考えられる今後の3パターン
1. カブスと再契約する
最も自然なシナリオの一つです。環境への慣れ、球団との関係、実績の積み上げを考えると、残留は十分あり得ます。
2. 他のMLB球団へ移籍する
FA市場に出れば、左の先発を求める球団は少なくありません。今永投手の数字なら、短中期契約での獲得を狙う球団が出てきても不思議ではありません。
3. 日本球界へ戻る
制度上は可能です。ただし、現時点では「すぐ日本復帰が本命」とまでは言いにくく、あくまで選択肢の一つとして見るのが妥当です。
DeNA復帰の可能性は何%くらい?現時点の見立て
もちろん正確な数字で示せる話ではありませんが、現時点の材料だけで言えば、一番可能性が高いのはMLB残留(カブス再契約または他球団移籍)だと思われます。
そのうえで、DeNA復帰は「十分あり得るが、本命と言い切るにはまだ早い」くらいの温度感です。
本命:MLB残留
対抗:他のMLB球団へ移籍
穴:DeNA復帰を含む日本球界復帰
※これは事実の断定ではなく、現時点の成績・制度・市場価値から見た整理です。
ベイスターズファン目線で一番大事なのは「可能性がゼロではない」こと
今永投手はベイスターズで2016年から2023年まで8シーズン投げ、MLB公式の選手プロフィールでは165試合で64勝50敗、防御率3.18と紹介されています。2023年にはセ・リーグ最多の174奪三振を記録し、横浜のエースとしてメジャーへ渡りました。
だからこそ、ファンの中には「最後は横浜に戻ってきてほしい」という思いが強くあります。
今回のFAは、その願いを完全な夢物語で終わらせない材料ではあります。制度上可能であり、球団との縁も深いからです。
まとめ|今永の今後はまずMLB、でもDeNA復帰も選択肢には入る
最後に、今回のポイントを整理します。
・今永昇太投手は2026年オフにFA市場へ出る見通し
・これは「カブス退団決定」ではなく、再契約を含めた交渉スタート
・2026年成績は23試合、8勝9敗、防御率3.60、132回2/3、125奪三振
・MLB通算は77試合、32勝20敗、防御率3.38で市場価値は高い
・2026年オフはQOを再度使えないため、交渉は前回よりシンプル
・制度上、DeNA復帰は可能
・ただし現実的には、まずMLB残留・他球団移籍の可能性も大きい
ベイスターズファンとしては、どうしても「帰ってきてほしい」という思いが先に立ちます。
ただ、今永投手はまだメジャーで十分通用する成績を残している投手です。現時点では「DeNA復帰の可能性はあるが、まずはMLB側の評価が優先される」という見方がいちばん冷静でしょう。
それでも、復帰の可能性が制度上しっかり残っている以上、この冬の動向はベイスターズファンにとって見逃せません。
・MLB.com「鈴木誠也は5年、今永昇太は3年、シカゴとの契約が満了、フリーエージェントへ」
・MLB.com「Shota Imanaga Player Page」
・MLB.com「Qualifying Offer(用語解説)」
・MLB.com「カブス、今永昇太とカイル・タッカーにクオリファイングオファーを提示」
・NPB.jp「ポスティングによる移籍に伴う自由契約選手公示一覧」
※契約交渉は流動的です。最新情報はMLB・NPB・球団公式の更新をご確認ください。

