この記事の結論
横浜DeNAベイスターズは2026年9月30日、大貫晋一、橋本達弥、益子京右、東妻純平、濱将乃介の5選手について、2027年シーズンの支配下選手契約を結ばないと発表しました。前日の10人と合わせると、2日連続で合計15人です。第二弾の5人については、複数報道で全員に育成契約を打診しているとされています。つまり今回の5人は、「完全に球団から離れることが決まった5人」ではありません。支配下から一度外れ、再び支配下を目指す選択肢も残されています。
前日の戦力外10人だけでも驚きが大きかったDeNAですが、翌日にも5人の支配下契約非更新が発表されました。
中でも大貫晋一投手は、2020年に10勝、2022年に11勝を挙げた先発右腕。橋本達弥投手は今季プロ初勝利を挙げたばかりです。益子京右捕手も25歳で、ファームでは長打力を見せていました。
今回は前日の10人とは少し性質が違います。球団公式は「来季の支配下選手契約を結ばない」と発表しており、日刊スポーツなどは5人全員に育成契約を打診していると報じています。
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DeNA戦力外第2弾で5人|2日連続で合計15人に
9月30日に球団公式が発表した5選手は次の通りです。
| 背番号 | 選手 | 位置 | 年齢 | ドラフト | 2026年1軍 | 報道された今後 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 16 | 大貫晋一 | 投手 | 32 | 2018年3位 | 登板なし | 育成契約打診 |
| 35 | 橋本達弥 | 投手 | 26 | 2022年5位 | 6試合・1勝・防御率1.35 | 育成契約打診 |
| 32 | 益子京右 | 捕手 | 25 | 2018年5位 | 1試合 | 育成契約打診 |
| 57 | 東妻純平 | 捕手 | 25 | 2019年4位 | 登録あり・出場なし | 育成契約打診 |
| 67 | 濱将乃介 | 外野手 | 26 | 2022年5位 | 出場なし | 育成契約打診 |
| 背番 | 選手 | 位置 | 2026 |
|---|---|---|---|
| 16 | 大貫 | 投 | 1軍なし |
| 35 | 橋本 | 投 | 6試合 |
| 32 | 益子 | 捕 | 1試合 |
| 57 | 東妻 | 捕 | 出場なし |
| 67 | 濱 | 外 | 1軍なし |
9月29日は支配下6人+育成4人の計10人。9月30日は支配下5人です。そして第二弾の5人については、報道で全員に育成契約が打診されていると伝えられています。
大貫晋一|2度の2桁勝利、右肩手術から復帰途中で育成打診
今回最も驚きが大きかった一人が大貫晋一投手です。
大貫投手は2019年からDeNA一筋。2020年に19試合で10勝6敗、防御率2.53、2022年には24試合で11勝8敗、防御率2.77を記録しました。NPB通算は119試合、46勝43敗、防御率3.28です。
| 年度 | 登板 | 勝敗 | 投球回 | 防御率 | 主な出来事 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020 | 19 | 10勝6敗 | 113回2/3 | 2.53 | 初の2桁勝利 |
| 2022 | 24 | 11勝8敗 | 136回2/3 | 2.77 | 自己最多11勝 |
| 2025 | 11 | 2勝6敗 | 67回 | 3.09 | オフに右肩手術 |
| 2026 | 0 | - | - | - | 1軍登板なし |
| 年度 | 登板 | 勝敗 | 防御率 |
|---|---|---|---|
| 2020 | 19 | 10-6 | 2.53 |
| 2022 | 24 | 11-8 | 2.77 |
| 2025 | 11 | 2-6 | 3.09 |
| 2026 | 0 | - | - |
右肩クリーニング手術から2026年6月に実戦復帰
大貫投手は2025年10月に右肩鏡視下クリーニング手術を受けました。2026年はリハビリからスタートし、6月6日のファーム・ハヤテ戦で実戦復帰しています。
ファームでは10試合、3勝2敗、防御率5.97。31回2/3で37安打、4本塁打、6四球、25奪三振でした。
10試合/3勝2敗/31回2/3/25奪三振/防御率5.97。
1軍での登板はありませんでした。
本人は通告後、「今年は何もしていないので、仕方ないのかな」という趣旨で受け止めつつ、後半は感覚が良くなってきたこと、来年はトレーニングを積んだ状態でシーズンに入れば良いものを出せるという手応えも語っています。
育成契約を受けるのか、他球団との可能性を探るのか。通算46勝、2度の2桁勝利という実績もあり、第二弾5人の中でも今後の判断が特に注目されます。
橋本達弥|プロ初勝利を挙げた年に再び育成契約打診
橋本達弥投手は2024年に右肩の神経剥離術を受け、そのオフに育成契約へ。2025年夏に支配下へ復帰しました。
そして2026年は自身初の開幕1軍。4月7日の中日戦ではプロ初勝利を挙げています。
NPB公式では今季6試合、6回2/3、1勝0敗、防御率1.35。1軍で結果を残した一方、4月下旬以降はファームでの調整が続きました。
| 区分 | 登板 | 勝敗 | 投球回 | 奪三振 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1軍 | 6 | 1勝0敗 | 6回2/3 | 9 | 1.35 |
| ファーム | 33 | 0勝2敗 | 30回 | 34 | 5.10 |
| 区分 | 登板 | 勝敗 | 防御率 |
|---|---|---|---|
| 1軍 | 6 | 1-0 | 1.35 |
| 2軍 | 33 | 0-2 | 5.10 |
一度育成から支配下へ戻り、開幕1軍、プロ初勝利までたどり着いた右腕です。それでも再び支配下を外れる形となったため、第二弾の中でもファンが意外に感じやすい一人です。
益子京右|25歳の捕手が8年目で育成契約打診
益子京右捕手は高卒8年目。2026年8月14日のヤクルト戦で3年ぶりに1軍の試合へ出場しましたが、その後の1軍出場はありませんでした。
日刊スポーツによると、ファームでは67試合、打率.247、4本塁打、27打点。打撃で一定の存在感を示していました。
| 2026年 | 試合 | 打率 | 本塁打 |
|---|---|---|---|
| ファーム | 67 | .247 | 4 |
山本祐大・松尾汐恩らとの捕手争い
DeNAの捕手陣には山本祐大、松尾汐恩らがいます。益子はファームで出場機会を得ても、1軍でまとまった打席や守備機会をつかむところまで届きませんでした。
だからといって「捕手として評価されていない」とまでは言えません。25歳であり、球団が育成で残す道を提示したと報じられていることからも、再び支配下を目指す可能性は残っています。
東妻純平|1軍登録も出場機会なし、育成契約へ
東妻純平捕手は2024年に3試合、2025年に4試合へ出場。NPB通算では7試合、8打数2安打、打率.250です。
2026年は9月19日、松尾汐恩が脳震盪特例で抹消された際の代替指名選手として1軍へ昇格しました。しかし試合出場はなく、23日に登録抹消となりました。
一軍ベンチまで届きながら、今季は打席も守備機会もありませんでした。本人の実力だけでなく、捕手というポジションの競争状況も大きく影響する立場でした。
濱将乃介|現役ドラフト加入1年で支配下を外れる
濱将乃介外野手は中日から現役ドラフトでDeNAへ加入しました。中日時代の2025年には1軍5試合に出場し4打数1安打、1打点。
しかしDeNA加入1年目の2026年は1軍出場なし。日刊スポーツによるとファーム96試合、打率.195、3本塁打、20打点でした。
| 年度 | 1軍 | ファーム打率 | 本塁打 |
|---|---|---|---|
| 2026 | 出場なし | .195 | 3 |
現役ドラフトで新天地へ移った直後だけに、「1年で支配下を外れるのか」と感じるファンも少なくありませんでした。
本人はFull-Countの取材に対し、新しい環境で自分が何を求められているか考える時間が増えたと振り返り、育成契約を受けるかどうかはこれから考える意向を示しています。
5人全員に育成契約打診|「戦力外=退団」ではない
今回の第二弾を理解するうえで最も重要なのがここです。
球団公式発表は、5人について「2027年シーズンの支配下選手契約を結ばない」としています。日刊スポーツやFull-Countは、5人全員に育成契約を打診していると報じました。
支配下登録からいったん外れるものの、球団に残ってプレーを続ける道が提示されているということです。翌年、状態や成績次第で再び支配下登録される可能性があります。
育成選手は1軍公式戦には出場できませんが、シーズン中に支配下登録されれば1軍出場が可能になります。NPBでは新規支配下選手契約可能期間が7月31日までと定められており、2026年も7月31日に期間終了が公示されました。
一方、選手側が育成契約を受けず、別の選択肢を探すこともあります。したがって現時点では、5人の2027年の所属が最終確定したわけではありません。
なぜDeNAは2日連続で15人も戦力整理したのか
9月29日の10人と、30日の5人で合計15人。数字だけを見ればかなり大きな動きです。
ただし第二弾5人は育成契約打診と報じられているため、「15人全員を完全に放出する」という意味ではありません。
ドラフト・補強に向けた支配下枠
2026年7月31日時点で、DeNAの支配下選手は上限の70人でした。オフにはドラフト指名選手、新外国人、移籍選手などを登録するための枠が必要です。
支配下から育成へ移すことで枠を空けつつ、故障から復帰途中の選手や再成長を期待する選手を球団内に残すこともできます。
第二弾は「再起待ち」の性格が強い
大貫は右肩手術からの復帰途中。橋本も過去に右肩手術から育成を経て支配下へ復帰した選手です。益子・東妻・濱もまだ25〜26歳。
第一弾とは違い、第二弾は「来季の支配下枠からはいったん外すが、育成で再評価する」という色が強い発表に見えます。
球団は各選手を支配下から外した個別理由や、15人という人数にした編成意図を詳細には説明していません。支配下枠やドラフトとの関係は、制度と現在の人数から見た考察です。
第一弾10人との違い|第二弾は全員に育成契約を提示
| 発表 | 人数 | 主な選手 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 9月29日 | 10人 | 小園・佐々木・中川颯・井上ら | 支配下6+育成4 |
| 9月30日 | 5人 | 大貫・橋本・益子・東妻・濱 | 支配下5/全員育成打診と報道 |
第一弾10人の記事を詳しく見る
前日の10人について、個別プロフィール・年度別成績・戦力外後の動きを詳しく整理しています。
ファンの反応|「大貫はびっくり」「切りすぎでは」の声
Full-Countが紹介したSNS上の反応では、2日連続の大量発表への驚きが目立ちました。
- 大貫まで支配下を外れることへの驚き
- 橋本がプロ初勝利を挙げた年だったことへの戸惑い
- 2日間で15人という人数への衝撃
- 益子・東妻ら若い捕手への惜しむ声
- 現役ドラフト加入1年の濱への驚き
一方で、第二弾5人には育成契約が打診されているため、「退団確定」と受け取らないことも重要です。
大貫晋一の今後は別記事で詳しく解説
5人の中で最も今後が注目されるのは、通算46勝の大貫晋一投手です。
右肩手術からの復帰途上で1軍登板なしという状況でしたが、本人は後半に感覚が上向いたと話しています。育成契約を受けてDeNAで復活を目指すのか、それとも別の選択肢を考えるのか。
大貫晋一については、手術・過去の2桁勝利・2026年ファーム成績・育成契約・他球団移籍の可能性まで別記事で詳しく整理します。
まとめ|2日間で15人、DeNAは2027年へ大きく編成を動かす
DeNAは9月29日に10人、30日に5人。2日連続で合計15人について来季契約に関する発表を行いました。
第二弾の5人は、大貫晋一、橋本達弥、益子京右、東妻純平、濱将乃介。報道では5人全員に育成契約が打診されています。
- 大貫は2度の2桁勝利、通算46勝
- 橋本は2026年にプロ初勝利
- 益子は25歳、ファームで4本塁打
- 東妻は1軍登録まで届くも今季出場なし
- 濱は現役ドラフト加入1年で支配下を外れた
- 5人全員に育成契約打診と報道
「戦力外」という言葉だけを見ると厳しいニュースですが、今回の5人はここで野球人生が終わると決まったわけではありません。
誰が育成契約を受け、誰が別の道を選ぶのか。そして来春、再び支配下へ戻る選手が出るのか。DeNAの2027年編成は、ここからさらに動いていきます。
・横浜DeNAベイスターズ「2027年シーズン 選手契約について」(2026年9月30日)
・NPB.jp 大貫晋一/橋本達弥/益子京右/東妻純平/濱将乃介 個人年度別成績
・NPB.jp 2026年度 横浜DeNAベイスターズ ファーム個人成績
・日刊スポーツ「大貫晋一、橋本達弥ら5選手と来季の支配下契約せず いずれも育成契約を打診」
・Full-Count「DeNA、大貫晋一ら5選手と来季の支配下契約せず」「ファン悲鳴」ほか
※球団公式は5選手について「来季の支配下選手契約を結ばない」と発表。育成契約打診は複数報道に基づきます。

