この記事の結論
エンカーナシオンの2027年契約は、現時点ではDeNAから正式発表されていません。ただし、2026年途中加入ながら64試合で打率.293、11本塁打、39打点、長打率.494。さらに外野で59試合に出場し、右翼での起用も多くありました。
2027年からセ・リーグでDH制が導入されることも考えると、「DHでしか使えない外国人」ではなく、右翼を守りながら長打を期待でき、必要ならDHにも回せる選手という点は大きな強みです。
残留を左右するのは成績だけでなく、契約条件、外国人枠、来季の補強方針など。ただ、今季の数字と起用の幅を考えると、DeNAが再契約を検討する材料はかなり多いと考えられます。
2026年6月、DeNAに途中加入したヘラル・エンカーナシオン。
加入時は「どこまで日本の投手に対応できるのか」という未知数の部分もありましたが、シーズンが終わってみれば64試合で打率.293、11本塁打、39打点。
しかも打撃だけではありません。外野手として59試合に出場し、右翼を任される試合も多くありました。
ファンが今いちばん気になるのは、やはり「2027年もDeNAに残るのか」でしょう。
この記事では、2026年の成績、残留させたい理由、契約上の不確定要素、2027年から始まるDH制、そしてエンカーナシオン残留時の外野布陣と理想打線まで整理します。
64試合
239打数70安打
打率.293
11本塁打
39打点
出塁率.321
長打率.494
- エンカーナシオンの2027年残留はまだ正式決定していない
- 64試合で打率.293・11本塁打|途中加入としては十分な成績
- 11本塁打だけではない|長打率.494が示す打撃の魅力
- 残留させたい最大の理由は「右翼を守れる長距離砲」
- 2027年からセ・リーグでDH制導入|DeNAの編成は大きく変わる
- エンカーナシオンが右翼なら|2027年外野布陣をシミュレーション
- エンカーナシオンがDHなら|若手外野手を3人同時に使える
- 度会は右翼固定ではなく左翼が増える可能性もある
- 中堅は蝦名が軸|梶原と森も競争に入る
- エンカーナシオン残留なら2027年打線はどうなる?
- DHは宮﨑だけではない|佐野・筒香も交代で使える
- 残留させるメリット① 新外国人をゼロから探す必要がない
- 残留させるメリット② 右の長打力を打線に残せる
- 残留させるメリット③ 若手の成長を待ちながら勝ちに行ける
- それでも残留確定とは言えない|最大のポイントは契約条件
- 他球団や海外から評価される可能性も考えておきたい
- エンカーナシオンを残さない場合、誰が右翼を守る?
- 残留なら4番候補|DeNA打線の厚みはかなり変わる
- 2027年に数字を伸ばせる可能性はある?
- 出塁率.321と50三振|残留後に改善してほしい部分
- 結局、エンカーナシオンはDeNAに残留できる?
- FAQ|エンカーナシオンの残留と2027年DeNA
- まとめ|残留できれば2027年DeNA打線の重要なピースになる
エンカーナシオンの2027年残留はまだ正式決定していない
まず最初に整理しておきたいのは、2027年の契約が現時点で正式発表されているわけではないことです。
DeNAが6月12日に発表したのは「2026年シーズンの選手契約」。つまり、今季終了後に再契約するかどうかは別の判断になります。
一方で、シーズン終了時点で球団が発表した2027年の支配下契約を結ばない選手の一覧に、エンカーナシオンの名前はありません。
・2027年契約の正式発表はまだない
・2026年はシーズン途中加入
・64試合で打率.293、11本塁打、39打点
・外野で59試合出場
・残留の可否は今後の契約交渉と編成判断次第
したがって、今は「残留決定」でも「退団濃厚」でもありません。
ただし、成績とチーム事情を見れば、残留候補として考える理由は十分にあります。
64試合で打率.293・11本塁打|途中加入としては十分な成績
エンカーナシオンは64試合、239打数70安打、打率.293。
本塁打は11本、打点は39。二塁打も15本あり、長打率は.494でした。
| 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
|---|---|---|---|
| 64 | .293 | 11 | 39 |
途中加入でこの数字なら、来季も打線の中軸候補として考えたくなる成績です。
特に大きいのは、長打だけではなく打率も残したこと。
「当たれば飛ぶが打率が低い」というタイプではなく、70安打を積み上げて.293。日本投手への適応を一定程度示したシーズンだったと言えます。
11本塁打だけではない|長打率.494が示す打撃の魅力
エンカーナシオンの魅力は、やはり一発です。
193cm、113kgの大型右打者で、加入時から球団も長打力を特徴として紹介していました。
2026年は11本塁打に加え15二塁打。塁打数は118、長打率.494でした。
64試合で11本という数字を単純に143試合へ換算して「年間24本」などと断定することはできません。出場数、調子、対戦相手、故障などで数字は大きく変わるからです。
それでも、短期間で二桁本塁打まで到達したことは、2027年の中軸候補として期待したくなる材料です。
残留させたい最大の理由は「右翼を守れる長距離砲」
エンカーナシオンの記事で、DHだけを中心に考えるのは少し違います。
2026年は一軍で外野手として59試合に出場。守備率は.971でした。
7月の公式戦でも4番・右翼で先発する試合が複数あり、DeNAは実際に右翼手として起用しています。
「打てる外国人だからDHで使える」だけではありません。
右翼を守れる
+
中軸を打てる
+
必要ならDHにも回せる
この3つを同時に持てることが、2027年のDeNAでは大きな価値になります。
DH専任の外国人打者なら、打てなくなった瞬間に起用方法がかなり限定されます。
しかしエンカーナシオンは右翼を守れるため、DHを別の主力に使うことができます。
2027年からセ・リーグでDH制導入|DeNAの編成は大きく変わる
セ・リーグは2027年シーズンからDH制を正式に導入します。
これはエンカーナシオンの残留判断にも大きく関係します。
DeNAには佐野恵太、筒香嘉智、宮﨑敏郎と、打力を生かしたい一方で、シーズンを通して守備負担も考えたい主力がいます。
DHがあれば、3人を交代でDHへ回しながら打線に残すことができます。
佐野恵太
筒香嘉智
宮﨑敏郎
エンカーナシオンが右翼を守れることで、DH枠をこの3人に使いやすくなります。
つまりDH導入は「エンカーナシオンをDHにするため」だけの制度変更ではありません。
むしろエンカーナシオンが右翼を守ることで、DeNA全体の選手起用が柔軟になります。
エンカーナシオンが右翼なら|2027年外野布陣をシミュレーション
エンカーナシオンが残留し、右翼で起用するなら、現時点では次のような外野布陣が考えられます。
| 守備位置 | 第一候補 | 対抗・併用候補 |
|---|---|---|
| 左翼 | 度会 | 勝又・井上 |
| 中堅 | 蝦名 | 梶原・森 |
| 右翼 | エンカーナシオン | - |
| DH | 佐野・筒香・宮﨑 | - |
この形なら、エンカーナシオンを右翼に置きながら、度会を左翼、蝦名を中堅の軸にできます。
左翼は勝又や井上、中堅は梶原や森も競争に入る形です。
2026年の一軍外野守備出場数を見ると、度会は114試合、蝦名96試合、勝又81試合。若い外野手の出場機会もすでに増えています。
そこへエンカーナシオンを残しても、必ずしも若手の出場機会を完全に塞ぐわけではありません。
エンカーナシオンがDHなら|若手外野手を3人同時に使える
もちろん、毎試合右翼を守る必要もありません。
エンカーナシオン自身をDHへ回す日は、外野3枠を若手・中堅中心にできます。
| 守備位置 | 第一候補 | 対抗・併用候補 |
|---|---|---|
| 左翼 | 勝又 | 井上 |
| 中堅 | 蝦名 | 梶原・森 |
| 右翼 | 度会 | 梶原・井上 |
| DH | エンカーナシオン | - |
この日は勝又、蝦名、度会を外野に並べることができます。
梶原、森、井上も状態や対戦投手によって入れ替え可能です。
つまりエンカーナシオンを残すことと、若手外野手を使うことは両立できます。
度会は右翼固定ではなく左翼が増える可能性もある
2026年、度会隆輝は外野で114試合に出場し、守備率1.000。外野補殺5も記録しました。
2027年にエンカーナシオンが右翼へ入るなら、度会は左翼での出場が増える可能性があります。
エンカーナシオンがDHの日は度会を右翼へ戻し、勝又や井上を左翼へ。
このように相手投手、選手の状態、休養日によって外野を動かせるのがDH導入後の面白いところです。
中堅は蝦名が軸|梶原と森も競争に入る
中堅の第一候補として考えたいのは蝦名達夫です。
2026年は外野で96試合に出場し、守備率.995。
ここに梶原昂希、森敬斗が挑む形を想定できます。
梶原は走力という明確な武器があり、森もファームでは外野で93試合に出場。内野だけではなく外野での経験を積んでいます。
第一候補:蝦名達夫
対抗:梶原昂希・森敬斗
固定メンバーだけで143試合を戦うのは難しいため、この層の厚さはむしろプラスです。
エンカーナシオン残留なら2027年打線はどうなる?
残留した場合の楽しみのひとつが、DH導入後の打線です。
現時点の選手構成を前提に、ひとつの理想形として考えるなら次の並びが面白いでしょう。
1 左 度会隆輝
2 二 牧秀悟
3 三 筒香嘉智
4 右 エンカーナシオン
5 DH 宮﨑敏郎
6 一 佐野恵太
7 捕 松尾汐恩
8 遊 宮下朝陽
9 中 蝦名達夫
もちろん、これは開幕オーダーを断定するものではありません。
ただ、エンカーナシオンを4番・右翼で置ければ、DHに宮﨑を入れつつ、佐野を一塁、筒香を三塁で使うことができます。
度会、松尾、宮下、蝦名という若い選手も同時に起用できます。
DHは宮﨑だけではない|佐野・筒香も交代で使える
理想打線案では宮﨑をDHにしましたが、DHを一人に固定する必要はありません。
相手投手やコンディションによって、佐野や筒香をDHへ回すこともできます。
宮﨑をDH → 三塁に筒香
筒香をDH → 宮﨑を三塁
佐野をDH → 一塁に別の選手を起用
エンカーナシオンをDH → 右翼に度会、左翼に勝又など
DH制導入によって、ベテランを休ませる日=スタメンから外す日、ではなくなります。
この点は2027年のDeNAにとってかなり大きな変化です。
残留させるメリット① 新外国人をゼロから探す必要がない
外国人野手は、実績があっても日本野球へ適応できるとは限りません。
投手の配球、変化球、ストライクゾーン、移動、環境など、NPB独特の難しさがあります。
エンカーナシオンは少なくとも2026年の64試合で、打率.293、11本塁打という結果を残しました。
新しい外国人選手を獲得して「日本で打てるか」を一から確認するより、すでに一定の適応を示した選手を残すメリットはあります。
残留させるメリット② 右の長打力を打線に残せる
DeNAの主力には佐野、筒香、度会など左打者が多くいます。
そこへ右打者の牧とエンカーナシオンを置ければ、打線の左右バランスを作りやすくなります。
エンカーナシオンが4番候補になれば、相手が左投手を投入したときにも打線の組み方が広がります。
残留させるメリット③ 若手の成長を待ちながら勝ちに行ける
度会、勝又、梶原、森、井上らに期待したい一方、若手全員が2027年に揃って年間を通して活躍する保証はありません。
優勝を狙うなら、「若手が伸びること」を前提にしすぎるのもリスクがあります。
エンカーナシオンを残して中軸候補を確保しながら、若手を競争させる方が編成上は余裕を持てます。
それでも残留確定とは言えない|最大のポイントは契約条件
ここまでを見ると、「当然残すのでは」と思いたくなります。
ただし、外国人選手の契約は成績だけでは決まりません。
・本人側が希望する年俸と契約年数
・DeNAが用意できる条件
・他球団や海外からのオファー
・外国人投手を含めた編成バランス
・新外国人補強の方針
・CS終了後のチーム編成
2026年の契約条件から大幅なアップを求められる場合、球団がどう判断するかは別問題です。
また、外国人枠は野手だけでなく投手との兼ね合いがあります。
「成績が良かった=自動的に残留」ではありません。
他球団や海外から評価される可能性も考えておきたい
28歳という年齢もポイントです。
途中加入ながら日本で一定の成績を残せば、DeNA以外の球団や海外リーグから評価される可能性もあります。
現時点で具体的な移籍報道が出ているわけではありませんが、契約交渉では他の選択肢が生まれることも考えられます。
だからこそ、ファンとしては「DeNAが残す気があるか」だけでなく、「本人側と条件がまとまるか」まで見なければいけません。
エンカーナシオンを残さない場合、誰が右翼を守る?
もしエンカーナシオンが退団した場合、右翼は度会が最有力候補になります。
その場合は左翼に勝又や井上、中堅に蝦名。梶原や森も外野争いへ入る形が考えられます。
ただし、問題は守備位置よりも打線です。
11本塁打、長打率.494の右打者が抜ければ、その長打力を誰が補うのかという課題が残ります。
新外国人を獲得するにしても、その選手が日本で同じように打てる保証はありません。
残留なら4番候補|DeNA打線の厚みはかなり変わる
エンカーナシオンを4番候補として残せるなら、牧を2番、筒香を3番、宮﨑や佐野をその後ろへ置く選択肢ができます。
度会が1番で出塁し、牧、筒香、エンカーナシオンへつなぐ。
さらに宮﨑、佐野、松尾が続く。
これはDH制が始まる2027年だからこそ組みやすい打線です。
「11本塁打を打った外国人を残す」だけではありません。
右翼を埋める
右の中軸を確保する
DHを佐野・筒香・宮﨑へ使える
若手外野手も併用できる
この4つを同時に成立させやすくなります。
2027年に数字を伸ばせる可能性はある?
2026年はシーズン途中の加入でした。
来季もDeNAに残れば、春季キャンプからチームに入り、日本の投手や球場、移動、生活環境を理解した状態で開幕を迎えられます。
その点では、2026年より準備期間を長く取れます。
一方、他球団も映像やデータを蓄積して対策してきます。
そのため「フルシーズンなら単純に本塁打が倍になる」と考えるのは危険です。
2027年は、相手の対策に対してエンカーナシオンがどう対応するかが次の課題になります。
出塁率.321と50三振|残留後に改善してほしい部分
好成績だった一方、課題がなかったわけではありません。
252打席で四球は11、三振は50。出塁率は.321でした。
打率.293に対して出塁率との差が大きくないため、より多く四球を選べるようになれば、中軸としての価値はさらに上がります。
・四球を増やせるか
・三振を減らせるか
・相手の変化球攻めへ対応できるか
・右翼守備を安定して続けられるか
・シーズンを通して長打力を維持できるか
結局、エンカーナシオンはDeNAに残留できる?
ファンが知りたいのはここでしょう。
現時点では正式契約が発表されていないため、「残留する」と断定することはできません。
ただ、野球面だけを見れば、残留を検討する理由はかなりあります。
打率.293
11本塁打
39打点
長打率.494
外野59試合出場
右翼で起用できる
右の長距離打者
2027年からDH制導入
佐野・筒香・宮﨑をDHへ回しやすい
最大の不確定要素は契約条件と来季の外国人編成です。
そこが折り合えば、2027年もDeNAのユニフォームでプレーする姿を期待したくなる内容を2026年は残しました。
FAQ|エンカーナシオンの残留と2027年DeNA
エンカーナシオンの2027年残留は決まった?
現時点では球団から2027年の契約継続は正式発表されていません。2026年6月に発表された契約は2026年シーズンのものです。
2026年はどんな成績だった?
64試合に出場し、打率.293、11本塁打、39打点、出塁率.321、長打率.494でした。
守備はどこを守った?
NPB公式では2026年に外野手として59試合に出場しています。DeNAでは右翼で先発した試合も多くありました。
2027年はDHで使うの?
DHだけに固定する必要はないと考えられます。右翼でエンカーナシオンを使えば、DHを佐野、筒香、宮﨑に回せます。逆にエンカーナシオンをDHにする日は、右翼に度会、左翼に勝又などを起用できます。
2027年の外野第一候補は?
この記事では、エンカーナシオン残留時は左翼・度会、中堅・蝦名、右翼・エンカーナシオンを基本形としてシミュレーションしています。左翼には勝又・井上、中堅には梶原・森も候補です。
エンカーナシオンが退団したら右翼は誰?
度会が有力候補になります。梶原や井上を含めた組み替えも考えられますが、11本塁打を打った右の長距離打者が抜けるため、打線面の補強も必要になります。
残留の最大の障害は?
成績以外では契約条件、外国人枠、新外国人補強の方針などです。本人側との交渉がまとまるかが重要になります。
まとめ|残留できれば2027年DeNA打線の重要なピースになる
エンカーナシオンは2026年途中加入ながら、64試合で打率.293、11本塁打、39打点。
一軍外野守備でも59試合に出場しました。
2027年からセ・リーグでDH制が始まることで、その価値はさらに分かりやすくなります。
右翼をエンカーナシオンに任せれば、佐野、筒香、宮﨑をDHで回せる。
エンカーナシオンをDHにすれば、勝又、蝦名、度会ら若い外野陣を同時に使える。
つまり「外国人が一人増えることで若手が出られなくなる」という単純な話ではありません。
2027年残留はまだ正式決定していません。
ただし、打率.293・11本塁打という成績、右翼を守れること、右の長打力、DH導入後の起用の幅を考えると、DeNAが再契約を検討する材料はかなり多いと考えられます。
条件がまとまるなら、2027年も4番・右翼の候補として見たい選手です。
来季のDeNAが本気でリーグ優勝を狙うなら、中軸を打てる外国人をもう一度ゼロから探すのか、それとも日本で結果を残したエンカーナシオンを残すのか。
オフの外国人契約の中でも、かなり注目したい判断になりそうです。
・横浜DeNAベイスターズ「2026年シーズン 選手契約・入団記者会見について」
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・NPB.jp「2026年度 横浜DeNAベイスターズ 個人守備成績」
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