DeNA戦力外2026|小園・佐々木・中川颯・井上絢ら10人はなぜ?成績・経歴・今後を整理

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横浜DeNAベイスターズは2026年9月29日、支配下6選手と育成4選手の計10人について、2027年シーズンの契約を結ばないと発表しました。名前だけを見ると「なぜこの選手まで?」と感じる顔ぶれも含まれています。この記事では、球団公式発表とNPB成績を軸に、背番号・経歴・ドラフト順位・DeNAでの成績・戦力外までの背景・現時点で分かっている今後を整理します。

2026年9月29日、横浜DeNAベイスターズから一度に10人の契約非更新が発表されました。

ドラフト1位で背番号18を託された小園健太投手、2026年の1軍防御率0.00だった佐々木千隼投手、独特のアンダースローと打撃でも人気を集めた中川颯投手、長打力への期待が大きかった井上絢登外野手など、ファンにとって簡単には割り切れない名前も並んでいます。

一方で、戦力外は「能力がない」という一言だけでは説明できません。1軍での起用機会、年齢、故障、支配下枠、来季の編成、ドラフトや新戦力の補強など、複数の事情が重なります。球団が個々の契約非更新理由を詳細に公表しているわけではないため、この記事では確認できる事実と成績・起用状況から考えられることを分けて見ていきます。

DeNAが10選手に戦力外通告|支配下6人・育成4人

球団公式が発表した対象選手は次の10人です。公式発表では「2027年シーズンの契約を結ばない旨を通知」と表現されています。

背番号 選手 ポジション 区分 ドラフト・経歴の要点 発表後の状況
18 小園健太 投手 支配下 市立和歌山高/2021年ドラフト1位 今後を検討
27 藤浪晋太郎 投手 支配下 大阪桐蔭高/2012年ドラフト1位 NPBで現役続行希望
41 佐々木千隼 投手 支配下 日野高-桜美林大/2016年ドラフト1位 現役続行希望
53 中川颯 投手 支配下 桐光学園高-立教大/2020年ドラフト4位 現役引退を表明
92 堀岡隼人 投手 支配下 青森山田高/2016年育成7位 発表時点で未確定
55 井上絢登 外野手 支配下 久留米商-福岡大-徳島/2023年ドラフト6位 NPBで現役続行希望
140 松本隆之介 投手 育成 横浜高/2020年ドラフト3位 発表時点で未確定
130 近藤大雅 捕手 育成 専大北上高/2023年育成5位 発表時点で未確定
125 小笠原蒼 内野手 育成 京都翔英高/2023年育成3位 発表時点で未確定
129 西巻賢二 内野手 育成 仙台育英高/2017年ドラフト6位 発表時点で未確定
ポイント
支配下では投手5人と外野手1人の計6人が対象です。2026年のDeNAは得点力が高い一方、報道では投手陣の立て直しが来季の課題として挙げられており、今回の顔ぶれにも投手が多く含まれました。ただし、各選手を外した理由を球団が個別に明示しているわけではありません。

小園健太|背番号18を託されたドラフト1位、5年間で1軍1勝

プロフィールと経歴

  • 背番号:18
  • 生年月日:2003年4月9日
  • 出身校:市立和歌山高
  • ドラフト:2021年ドラフト1位
  • 投打:右投右打

小園健太投手は高校時代から世代を代表する右腕として注目され、2021年ドラフトでは阪神との競合の末にDeNAが交渉権を獲得しました。球団のエースナンバーともいえる「18」を背負い、将来の先発の柱として期待された選手です。

1軍成績と戦力外までの事実

年度 球団 登板 勝敗 投球回 防御率
2024 DeNA 1 0勝1敗 2回2/3 16.88
2025 DeNA 1 1勝0敗 5回 5.40
2026 DeNA 1軍登板なし - - -

1軍通算は2試合、1勝1敗、防御率9.39です。2026年は1軍登板がありませんでした。ファームでは25試合に登板し3勝0敗4セーブ、防御率3.83。1軍で結果を残す機会が少なかった一方、5年目で支配下の先発候補として定着できなかったことは、編成を考えるうえで重い事実です。

考察:「ドラ1だから残る」ではなく、支配下枠の中で翌年の1軍戦力としてどこまで計算できるかが判断材料になった可能性があります。ただし、球団は契約非更新の個別理由を公表していません。故障やコンディション不良に悩まされた時期があったことは報じられていますが、それだけを直接の理由と断定することはできません。

小園投手は通告後、すぐに結論を出すのではなく「いろいろ考えたい」という趣旨を話し、野球を続ける気持ちもあるとしています。23歳という年齢を考えると、他球団や別カテゴリーで再出発する可能性も十分に残っています。

佐々木千隼|2026年は5試合で防御率0.00、それでも契約非更新

プロフィールと所属球団の変遷

  • 背番号:41
  • 生年月日:1994年6月8日
  • 出身:日野高-桜美林大
  • ドラフト:2016年ドラフト1位(ロッテ)
  • 所属:ロッテ → 2023年オフの現役ドラフトでDeNA

佐々木千隼投手はロッテ時代の2021年に54試合へ登板し、防御率1.26、26ホールド。DeNA移籍1年目の2024年も28試合、防御率1.95で日本一に貢献しました。

DeNAでの年度別成績

年度 登板 勝敗 ホールド 防御率
2024 28 0勝1敗 6 1.95
2025 20 2勝1敗 4 4.15
2026 5 1勝0敗 0 0.00

数字だけを見ると、2026年は5試合で無失点。「防御率0.00なのになぜ?」と感じたファンが多かったのも自然です。ただし1軍初昇格が9月まで遅れ、年間の登板数は5試合にとどまりました。

事実と考察を分けると:
事実は「5試合で防御率0.00」「32歳」「年間の1軍登板が5試合」という点です。契約非更新の理由については球団説明がないため、年齢やブルペンの世代構成、2027年の投手陣再編などはあくまで編成上の考察になります。

本人は「まだ諦めきれない」という趣旨を語り、現役続行を希望しています。実績があり、短い登板数ながら今季も無失点という材料があるため、今後の動きは注目されます。

中川颯|現役引退を決断、「最後は横浜で」という選択

プロフィールとDeNAまでの経歴

  • 背番号:53
  • 生年月日:1998年10月10日
  • 出身:桐光学園高-立教大
  • ドラフト:2020年ドラフト4位(オリックス)
  • 所属:オリックス → 2024年DeNA
  • 特徴:希少なアンダースロー、左打ちで打撃センスも高い

中川颯投手は一度オリックスを離れた後、地元・神奈川のDeNAで再起しました。2024年は先発とリリーフの両方で29試合に登板し3勝。さらに投手としては異例の本塁打も放ち、26年ぶりの日本一を経験しました。

DeNAでの年度別成績

年度 登板 勝敗 セーブ 防御率 打撃
2024 29 3勝0敗 1 4.42 12打数3安打・1本塁打
2025 27 0勝1敗 0 1.93 1打数1安打
2026 6 0勝0敗 0 3.86 3打数1安打

育成での野手転向を打診されても、DeNAで終える道を選んだ

中川投手については戦力外発表の翌日、現役引退が球団から正式発表されました。さらに報道では、球団がその打撃センスを評価し、育成選手として野手へ転向する形での慰留も行っていたとされています。

それでも中川投手は他球団での現役続行を望まず、DeNAでユニホームを脱ぐことを選択しました。本人は球団公式コメントで、プロ野球生活を振り返って「やり切った」という思いを示し、DeNAで経験した日本一や優勝パレード、横浜スタジアムでの本塁打を大切な財産として挙げています。

ファンにとって特別なポイント

  • 一度戦力外を経験した後、地元・横浜で再起した
  • アンダースローだけでなく、投手とは思えない打撃でも沸かせた
  • 2024年の日本一を経験した
  • 球団から野手転向という別の道も示された
  • それでも「横浜で最後を」という意思を貫いて引退した

Xなどでは、引退を惜しむ声に加え、「打者転向も見たかった」「最後を横浜で選んだことが胸にくる」といった反応が目立ちました。単なる成績だけでなく、再起と引き際を含めてファンの記憶に残る選手になったと言えます。

井上絢登|「ハマのケンティー」26歳、長打力を惜しむ声

プロフィールと経歴

  • 背番号:55
  • 生年月日:2000年2月23日
  • 経歴:久留米商-福岡大-四国IL・徳島
  • ドラフト:2023年ドラフト6位
  • 投打:右投左打

井上絢登外野手は独立リーグから入団し、パンチ力のある左打者として期待されました。2025年には1軍で2本塁打。中でも初本塁打は満塁弾で、翌日にも決勝本塁打を放ち、2試合連続のお立ち台で強烈な印象を残しています。

1軍年度別成績

年度 試合 打率 本塁打 打点
2024 25 .190 0 4
2025 12 .172 2 7
2026 3 .000 0 0

1軍通算40試合、打率.176、2本塁打、11打点。2026年は1軍で3打席しかなく、3三振に終わりました。一方、ファームでは打率.270を記録したと報じられています。

26歳で、長打力という分かりやすい特徴があるだけに、ファンからは「もう一年見たかった」「他球団で化けるのでは」といった反応も出ています。本人はまだやり切れていない思いを語り、NPBでの現役続行を目指す意向です。

藤浪晋太郎|阪神・MLBを経てDeNA、NPBで現役続行を希望

プロフィールと経歴

  • 背番号:27
  • 生年月日:1994年4月12日
  • 出身校:大阪桐蔭高
  • ドラフト:2012年ドラフト1位(阪神)
  • 所属:阪神 → MLB → 2025年途中からDeNA

藤浪晋太郎投手は高校時代から全国区のスターで、阪神で2桁勝利を複数回記録。その後はMLBへ挑戦し、2025年途中からDeNAでNPBへ復帰しました。

2026年は1軍3試合で0勝1敗、防御率6.30。球団から来季構想外が伝えられた後も、本人はNPBでプレーを続けたい考えを明らかにしています。

見方:藤浪投手の場合は、実績や知名度ではなく「現在のチームでどの役割を任せられるか」がポイントです。DeNAでは2年間で十分な結果を残せず、2026年も1軍登板3試合にとどまりました。本人が現役続行を希望しているため、次の所属先が今後の焦点になります。

堀岡隼人|育成出身から支配下へ、DeNAでは3年間で25試合

プロフィールと経歴

  • 背番号:92
  • 生年月日:1998年9月11日
  • 出身校:青森山田高
  • ドラフト:2016年育成選手ドラフト7位(巨人)
  • 所属:巨人 → DeNA

堀岡隼人投手は育成から支配下を勝ち取った右腕です。DeNA移籍後は2024年6試合で防御率0.00、2025年13試合で3.46。2026年は6試合で防御率7.88でした。

年度 登板 投球回 防御率
2024 6 6回 0.00
2025 13 13回 3.46
2026 6 8回 7.88

2026年は1軍で結果を残せず、登板数も6試合。中継ぎ陣の競争が激しい中で立場を確立できなかったことは数字から読み取れます。今後の進路については、発表時点で確定情報を確認できていません。

松本隆之介|横浜高からドラフト3位、支配下から育成を経て契約非更新

  • 背番号:140
  • 生年月日:2002年7月31日
  • 出身校:横浜高
  • ドラフト:2020年ドラフト3位
  • 投打:左投左打

地元・横浜高からドラフト3位で入団した大型左腕です。1軍公式戦では2024年に1試合登板し、5回2失点、防御率3.60。支配下から育成へ移り、再び1軍を目指していましたが、2027年の契約を結ばないことが発表されました。

高卒左腕として長い目で育成されてきた選手だけに、ファンにとっては「ここで区切りなのか」と感じやすい存在です。今後については発表時点で公式な進路は確認できていません。

近藤大雅|専大北上高から育成5位、21歳の捕手

  • 背番号:130
  • 生年月日:2005年9月18日
  • 出身校:専大北上高
  • ドラフト:2023年育成選手ドラフト5位
  • ポジション:捕手

近藤大雅捕手は高卒で育成入団した若い捕手です。NPBの1軍公式戦出場はありません。捕手は育成に時間がかかるポジションですが、支配下昇格には至らないまま契約非更新となりました。

21歳と若く、今後も野球を続ける場合は独立リーグや社会人、他球団の育成など複数の選択肢が考えられますが、現時点で進路は確定していません。

小笠原蒼|京都翔英高から育成3位、20歳で契約非更新

  • 背番号:125
  • 生年月日:2005年10月20日
  • 出身校:京都翔英高
  • ドラフト:2023年育成選手ドラフト3位
  • 投打:右投左打

小笠原蒼内野手は育成選手として入団し、支配下登録を目指してきました。NPB1軍公式戦の出場はありません。まだ20歳での契約非更新となるため、今後どのカテゴリーで野球を続けるのかも注目されます。

育成選手は「将来性」だけでなく、支配下昇格までの速度や同年代の競争、チームのポジション編成にも左右されます。今回も具体的な契約非更新理由は公表されていません。

西巻賢二|楽天・ロッテ・DeNAを経験、ユーティリティー内野手

  • 背番号:129
  • 生年月日:1999年4月22日
  • 出身校:仙台育英高
  • ドラフト:2017年ドラフト6位(楽天)
  • 所属:楽天 → ロッテ → DeNA

西巻賢二内野手は複数球団を渡り歩き、内野の複数ポジションを守れる選手としてキャリアを続けてきました。1軍通算47試合、打率.237。DeNAでは2023年に7試合出場した後、育成契約でプレーを続けていました。

経験値と守備の柔軟性がある一方、支配下へ再昇格できない期間が続いたことが現状です。今後の進路については発表時点で確定情報を確認できていません。

10人の戦力外でファンが特に驚いたのは小園・佐々木・中川颯・井上絢

発表直後のXでは、10人という人数そのものへの驚きに加え、小園投手、佐々木投手、中川颯投手、井上絢登選手の名前に対する反応が特に目立ちました。

選手 ファンが驚きやすかったポイント
小園健太 まだ23歳、ドラフト1位、背番号18。育成途中という印象が強かった
佐々木千隼 2026年の1軍防御率0.00で、9月にも勝利を挙げていた
中川颯 2025年防御率1.93、希少なアンダースロー、打撃でも人気。翌日に引退を表明
井上絢登 26歳で長打力があり、前年に2本塁打。ファームでは打率.270

Full-Countも発表直後のSNS反応として、驚きや落胆が広がったことを報じています。ここで大事なのは、SNSの声が球団判断の正否を決めるものではないという点です。ただ、「ファンがどこに惜しさを感じているか」を知る材料にはなります。

今回の10人から見える2027年DeNAの編成ポイント

今回の支配下6人のうち5人が投手です。デイリースポーツは、2026年のDeNAがリーグトップ級の得点力を持つ一方、チーム防御率3.30でリーグ4位だった点を挙げ、投手陣の立て直しを課題としています。

ここから考えられるのは、単純に「投手を減らす」のではなく、ドラフト、新外国人、現役ドラフト、育成からの昇格などを含め、投手陣の構成そのものを入れ替える余地を作る動きです。

  • 支配下6枠が空く
  • そのうち5枠が投手
  • ドラフト指名選手の登録枠が必要
  • 新外国人や他球団の戦力外選手を補強する可能性がある
  • 育成選手から支配下へ上げる枠も必要になる
注意:「誰を獲るために誰を切った」という因果関係は、球団が明らかにしていない限り断定できません。ここでは空いた支配下枠とチーム状況から、今後起こり得る編成の方向を整理しています。

まとめ|「戦力外=成績が悪い10人」では説明できない

2026年9月29日に発表されたDeNAの契約非更新10人は、それぞれ置かれていた状況が大きく違います。

  • 小園健太:23歳のドラ1。背番号18への期待に対し、1軍定着まで届かなかった
  • 佐々木千隼:今季防御率0.00でも年間登板は5試合。現役続行を希望
  • 中川颯:野手転向での慰留もあった中、DeNAで最後を迎える道を選び現役引退
  • 井上絢登:長打力を見せた26歳。NPBでの再挑戦を希望
  • 藤浪晋太郎:DeNAでは結果を残せずも、NPBで現役続行を希望
  • 堀岡隼人:中継ぎとして競争したが2026年は防御率7.88
  • 松本隆之介:地元横浜高出身の高卒左腕。支配下から育成を経て区切り
  • 近藤大雅・小笠原蒼:20代前半の育成選手。支配下昇格には至らなかった
  • 西巻賢二:3球団を経験した内野手。育成から支配下復帰を果たせなかった

特に中川颯投手のように、他球団や野手転向という可能性がありながら「横浜で最後を」と決断する選手もいます。戦力外のニュースは数字だけで追うと冷たく見えますが、その裏にはそれぞれのキャリアと本人の選択があります。

今後は小園健太、佐々木千隼、中川颯、井上絢登をはじめ、各選手について年度別成績やファーム成績、本人コメント、今後の進路を個別記事でさらに詳しく整理していきます。

参考にした主な一次・報道資料

※成績はNPB公式および2026年9月30日時点で確認できる公開情報を基にしています。今後の進路は発表後に更新される可能性があります。

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