この記事の結論
佐々木千隼投手は2026年9月29日、DeNAから2027年シーズンの契約を結ばないと通告されました。今季の1軍成績は5試合・防御率0.00、ファームでも17試合・防御率0.45。数字だけを見ると「なぜ戦力外?」と感じる内容です。ただし、1軍初昇格は9月まで遅れ、本人も実戦登板ができない期間が長かったことを明かしています。球団は個別の契約非更新理由を公表していないため、本記事では事実と編成上の考察を分けて、ドラフト時のDeNAとの縁、ロッテ時代、現役ドラフト、日本一、2026年の成績、今後まで整理します。
「防御率0.00で戦力外」。佐々木千隼投手の名前を見て、最初にそこへ目が行ったファンは少なくなかったはずです。
しかもファーム防御率は0.45。2021年にはロッテで54試合に登板し、防御率1.26、26ホールド。DeNA移籍1年目の2024年にも28試合、防御率1.95で日本一に貢献しています。
単純に「結果が悪かったから切られた」と説明するのは難しい戦力外です。
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- 佐々木千隼が戦力外|2026年は5試合で防御率0.00
- 佐々木千隼のプロフィール|桜美林大から2016年ドラフト1位
- 2016年ドラフトではDeNAも佐々木千隼を指名していた
- 佐々木千隼の年度別成績|ロッテからDeNAまで
- 2021年は54試合・防御率1.26|ロッテ時代のキャリアハイ
- 現役ドラフトでDeNAへ|2024年は防御率1.95で日本一
- DeNAでの3年間|1.95 → 4.15 → 0.00
- 2026年ファーム成績|17試合・防御率0.45
- なぜ防御率0.00でも戦力外になったのか
- 9月14日の巨人戦|延長12回を無失点で今季初勝利
- 最大16キロ減量|生き残るために変えた体と投球
- 「今年で終わるかも」|戦力外を覚悟していた佐々木千隼
- それでも「諦めきれない」|現役続行を希望
- ファンの反応|「0.00で戦力外?」「他球団なら戦力になる」
- 他球団で需要はある?佐々木千隼の今後
- 佐々木千隼の戦力外をどう見る?|「成績が悪いから」では説明できない
佐々木千隼が戦力外|2026年は5試合で防御率0.00
DeNAは2026年9月29日、佐々木千隼投手を含む10選手について、2027年シーズンの契約を結ばないと発表しました。
佐々木投手は今季、9月に入ってようやく1軍へ昇格。5試合に登板して5回を投げ、被安打3、四死球4、自責点0、防御率0.00でした。
シーズン終盤のわずかな登板ながら、結果だけを見れば「打ち込まれて戦力外」という内容ではありません。
- 1軍防御率0.00
- ファーム防御率0.45
- 2024年には28試合、防御率1.95
- 現役ドラフト加入後に日本一を経験
- 本人は現役続行を希望
佐々木千隼のプロフィール|桜美林大から2016年ドラフト1位
佐々木投手は桜美林大時代、大学球界を代表する右腕として評価されました。2016年ドラフトでは「外れ1位」で異例の5球団競合となり、ロッテが交渉権を獲得しています。
2016年ドラフトではDeNAも佐々木千隼を指名していた
佐々木千隼とDeNAの縁は、2023年の現役ドラフトより7年前から始まっています。
柳裕也を外したDeNAが、外れ1位で佐々木千隼へ
2016年のDeNAは、1位で明治大の柳裕也投手を指名しました。中日と競合しましたが抽選で外れ、外れ1位として佐々木千隼を指名します。
ところが佐々木投手には、ロッテ・DeNA・巨人・日本ハム・広島の5球団が競合。抽選の結果、交渉権を獲得したのはロッテでした。
| DeNAの2016年1位指名 | 結果 |
|---|---|
| 柳裕也(明治大) | 中日と2球団競合 → 抽選で外す |
| 佐々木千隼(桜美林大) | 5球団競合 → ロッテが交渉権 |
| 濵口遥大(神奈川大) | 外れ外れ1位でDeNA入団 |
外れ1位で5球団が競合するのは史上初と報じられるほどの評価でした。
7年越しで実現したDeNA入団
2023年オフ、現役ドラフトでロッテからDeNAへ移籍。入団会見で佐々木投手本人は、2016年ドラフトでもDeNAから指名されていたこと、大学時代から憧れていたチームだったことを明かしています。
つまりDeNAファンから見ると、「一度は抽選で届かなかったドラ1候補が、7年後に横浜へ来た」という背景がありました。
2016年は抽選で縁がつながらなかった。2023年は現役ドラフトという別の制度でDeNAへ。佐々木千隼の横浜加入は、単なる移籍以上にドラフト時からの物語を持つ加入でした。
佐々木千隼の年度別成績|ロッテからDeNAまで
| 年度 | 球団 | 登板 | 勝敗 | H | セーブ | 投球回 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2017 | ロッテ | 15 | 4勝7敗 | 0 | 0 | 85回1/3 | 4.22 |
| 2018 | ロッテ | 1軍登板なし | - | - | - | - | - |
| 2019 | ロッテ | 7 | 2勝1敗 | 0 | 0 | 32回 | 2.53 |
| 2020 | ロッテ | 5 | 0勝0敗 | 0 | 0 | 4回1/3 | 8.31 |
| 2021 | ロッテ | 54 | 8勝1敗 | 26 | 1 | 57回 | 1.26 |
| 2022 | ロッテ | 23 | 2勝3敗 | 1 | 0 | 25回1/3 | 6.39 |
| 2023 | ロッテ | 2 | 0勝0敗 | 0 | 0 | 3回 | 3.00 |
| 2024 | DeNA | 28 | 0勝1敗 | 6 | 1 | 37回 | 1.95 |
| 2025 | DeNA | 20 | 2勝1敗 | 4 | 0 | 21回2/3 | 4.15 |
| 2026 | DeNA | 5 | 1勝0敗 | 0 | 0 | 5回 | 0.00 |
| 通算 | - | 159 | 19勝14敗 | 37 | 2 | 270回2/3 | 3.26 |
2021年は54試合・防御率1.26|ロッテ時代のキャリアハイ
佐々木投手のキャリアを語るうえで外せないのが2021年です。
先発だけでなくリリーフでも力を発揮し、54試合に登板。8勝1敗、1セーブ、26ホールド、防御率1.26。中継ぎとして大きな成功を収めました。
ドラフト1位時は先発候補として期待された投手が、役割を変えることで1軍の重要戦力へ成長したシーズンでした。
54試合/8勝1敗/26ホールド/防御率1.26。
この実績があるからこそ、現在も「経験のある中継ぎ」として評価できる材料があります。
現役ドラフトでDeNAへ|2024年は防御率1.95で日本一
ロッテで2022年以降は成績が下降し、2023年は1軍2試合。そのオフ、現役ドラフトでDeNAが佐々木投手を獲得しました。
加入会見では、まずリリーフで勝負したいこと、キャリアハイの54試合以上を目指したいこと、優勝へ貢献したいことを話しています。
実際の2024年は28試合に登板し、防御率1.95。シーズンを通じてブルペンの一員として機能しました。
日本シリーズでも2試合無失点
2024年、DeNAは26年ぶりの日本一を達成。佐々木投手は日本シリーズで2試合、1回2/3を投げて無失点でした。
7年越しに加入した球団で、移籍1年目に日本一を経験したことになります。
関連記事|中川颯はなぜ引退を選んだ?
同じ2024年日本一メンバー。野手転向の打診、豪快な本塁打、「最後は横浜で」という引退の背景を整理しています。
DeNAでの3年間|1.95 → 4.15 → 0.00
| 年度 | 登板 | 勝敗 | H | セーブ | 防御率 | 主な状況 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024 | 28 | 0勝1敗 | 6 | 1 | 1.95 | 移籍1年目・日本一 |
| 2025 | 20 | 2勝1敗 | 4 | 0 | 4.15 | 登板数減少 |
| 2026 | 5 | 1勝0敗 | 0 | 0 | 0.00 | 9月に初昇格 |
2025年は20試合、防御率4.15と前年より成績を落としました。
そして2026年は、成績そのものは0.00ながら、1軍登板数が5試合まで減っています。
2026年ファーム成績|17試合・防御率0.45
「2軍で悪かったから1軍に上がれなかったのでは?」という疑問もありますが、数字は逆です。
| 登板 | 勝敗 | 投球回 | 被安打 | 本塁打 | 四球 | 奪三振 | 自責点 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 17 | 2勝1敗 | 20回 | 12 | 0 | 9 | 18 | 1 | 0.45 |
NPB公式記録では17試合、20回、被安打12、被本塁打0、自責点1、防御率0.45。Full-CountはWHIP1.05と紹介しています。
少なくとも「登板した試合で打ち込まれ続けた」という戦力外ではありません。佐々木千隼の記事で最も重要なのは、好成績と契約非更新が同時に存在している点です。
なぜ防御率0.00でも戦力外になったのか
球団は佐々木投手について、契約を結ばない個別理由を公表していません。そのため、ここから先は「確認できる事実」と「編成面から考えられること」を分ける必要があります。
事実1|1軍昇格は9月まで待つことになった
2026年の1軍初昇格は9月。成績は良くても、シーズンの大部分で1軍ブルペンの戦力として起用されていなかったことは大きな事実です。
事実2|本人も「実戦で投げられない時期が長かった」と説明
戦力外通告後、佐々木投手は「今年は特に実戦で投げることができない時期も長かった」という趣旨を話しています。
そのため、本人自身も「今年で終わるかもしれない」とある程度覚悟していたことを明かしました。
考察|32歳・来季の役割・ブルペン再編
32歳という年齢、今後の若手投手起用、支配下枠、来季ブルペンの構成などは、編成判断の材料になり得ます。
ただし、球団が「年齢が理由」「若返りが理由」と説明したわけではありません。ここは断定できません。
防御率0.00は立派な数字ですが、5試合5回という母数も小さいです。一方で、2軍でも防御率0.45だったため「結果を出せていなかった」とも言いにくい。だからこそ、年間の起用状況や来季の編成まで含めて見る必要があります。
9月14日の巨人戦|延長12回を無失点で今季初勝利
佐々木投手の2026年初登板は、9月14日の巨人戦でした。
3-3の延長12回に登板。1回を1安打無失点で切り抜けると、その裏にDeNAがサヨナラ勝ち。佐々木投手が今季初勝利を挙げています。
しかもこれは前年の2025年9月14日以来、ちょうど1年ぶりの白星でした。
ファンからすると、「復帰して結果も出したのに」という印象が残りやすい試合です。そこから5試合連続で自責点0のままシーズンを終えたため、契約非更新への驚きが大きくなりました。
最大16キロ減量|生き残るために変えた体と投球
2026年の佐々木投手は、ただ昇格を待っていたわけではありません。
Full-Countは、佐々木投手が生き残るために身体を大きく絞り、最大で16キロほど減量したと報じています。「何かを変えないと生き残れない」という危機感の中で、10年目のシーズンへ向き合っていました。
シーズン終盤に1軍へ戻り、防御率0.00。結果だけを見れば、その取り組みは一定の形になっています。
「今年で終わるかも」|戦力外を覚悟していた佐々木千隼
通告は本人にとって完全な青天の霹靂ではありませんでした。
毎年「今年で終わるかもしれない」という覚悟を持ってプレーし、特に2026年は実戦で投げられない時期が長かったため、「あるかもしれない」と感じていたと話しています。
プロ10年目。ドラフト1位、先発、中継ぎ、現役ドラフト、日本一。さまざまな立場を経験してきたからこそ、契約の厳しさも理解していたのでしょう。
それでも「諦めきれない」|現役続行を希望
一方で、戦力外を受け入れて即引退する考えではありません。
ファームで実戦復帰し、1軍でも結果を残せたことで、本人は「ちょっと諦めきれない」という思いを語っています。
NPBだけに限定せず、トライアウトなども含めて現役続行を模索する意向です。
同日に戦力外となった中川颯は「最後は横浜で」と引退を選択。佐々木千隼は「まだやれる」という手応えから現役続行を希望しています。同じ戦力外でも、選手ごとの受け止め方は大きく異なります。
ファンの反応|「0.00で戦力外?」「他球団なら戦力になる」
Full-Countが紹介したSNSの反応では、戦力外への驚きが目立ちました。
- 1軍防御率0.00なのに戦力外なのか
- ファーム防御率0.45でも契約非更新なのは意外
- 普通に中継ぎ戦力になりそう
- 他球団に獲得してほしい
- ロッテへの復帰を期待する声
もちろんSNSの声はファンの意見であり、球団の評価を示すものではありません。それでも「数字だけでは納得しにくい戦力外」だったことを象徴しています。
他球団で需要はある?佐々木千隼の今後
今後について、特定の球団が獲得すると断定することはできません。
ただし選手としての材料を見ると、検討材料はあります。
- NPB通算159試合
- 先発・中継ぎの両方を経験
- 2021年に54試合、26ホールド
- 2024年DeNAで防御率1.95
- 2026年1軍防御率0.00
- 2026年ファーム防御率0.45
- 本人に現役続行の意思がある
一方で32歳であること、2026年は実戦登板できない期間が長かったことも事実です。獲得を検討する球団があるとすれば、現在のコンディションや役割をどう評価するかがポイントになります。
関連記事|小園健太が戦力外になった理由
2021年ドラフト1位・背番号18。5年間の1軍・ファーム成績、故障、今後まで詳しく整理しています。
佐々木千隼の戦力外をどう見る?|「成績が悪いから」では説明できない
佐々木千隼の戦力外は、2026年の防御率だけを見れば不思議に映ります。
1軍5試合、防御率0.00。ファーム17試合、防御率0.45。戦力外発表直前には、延長12回を無失点に抑えて勝利投手にもなりました。
しかしプロ野球の契約は、短期間の防御率だけでは決まりません。年間を通した1軍での役割、来季の編成、年齢、支配下枠、コンディションなど複数の要素があります。
それでも、本人は「諦めきれない」と現役続行を希望しています。
2016年、DeNAはドラフトで佐々木千隼を指名したものの5球団抽選で外しました。7年後、現役ドラフトでようやく横浜へ。移籍1年目には日本一。そして2026年、防御率0.00で戦力外。ここから別の球団で再び投げるのか。ファンが次のニュースを気にする理由は十分にあります。
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2026年9月29日に契約非更新となった10選手全員のプロフィール・成績・今後を一覧で確認できます。
・横浜DeNAベイスターズ「2027年シーズン 選手契約について」
・横浜DeNAベイスターズ「佐々木千隼選手 入団記者会見」
・NPB.jp「佐々木千隼 個人年度別成績」「2026年度ファーム個人投手成績」「2026年9月14日 DeNA対巨人」
・日刊スポーツ「佐々木千隼が戦力外」「2016年ドラフト」
・Full-Count「防御率0.00で戦力外」「最大16キロ減量」
※球団は契約非更新の個別理由を公表していません。本文では確認できる事実と考察を分けています。

